古本屋日記 1998/03
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3月01日
  さあ、3月。春ですね。今日の博多はポカポカ陽気。
  胸にゼッケンの老若男女(古い!)がさっきから店の前をひっきりなしに通っています。 歩け歩け大会でもあってるんでしょうね。なにしろ当店、田舎にあるもんですから(^^)。 十分の一でいいから店に寄ってくれないかな。そのうち十分の一が買ってくれたら、なんてf(^^;;

  昨日、ご注文のお客さまから、配達日時指定のご要望をいただき、 ちょっと困惑いたしました。正直なところ、当店は送料無料ですから、一冊の ご注文の場合、優遇されている書籍小包でお送りしてトントン、利益はありません。 日時指定可能な宅配便ですとはっきり赤字です。
  売価は店頭売りと全く同じです。送料を上乗せしているわけではありません。 インターネットの大きな可能性に賭けているのです。 送料無料、迅速発送、振込み手数料当店負担。まだ個々のご要望にお応えする 余裕がありません。申し訳ありません。宅急便と交渉、安く請け負ってもらうという 手もありますが、残念ながらまだ相手にしていただけません。(月当り三桁の単位 でないと無理なようです。当店は、やっと先月、二桁になったところ)
  書籍小包は普通郵便と同じ扱いですから、郵便受けさえしっかりしたものが あれば、不在の場合でも受け取れると思います。皆様にもご了解いただければ助かるのですが。
  昨日のお客様には事情を説明、気持ちよく了承していただきホッとしました。本当にありがとう ございました。これに懲りず、またのご注文をお待ちしております。
  もちろん、大量注文の場合は宅急便を利用することになります。できるだけ ご希望にそえるよう努力いたしますので、どうぞよろしく。   
3月03日
  香椎店のご近所に、またまた120坪の大店舗オープン。
  ちなみに当店は15坪。これでも2,3年前までは大きい方だったのです。
  オープン初日、行ってみました。広くてキレイで、店員さんは皆若くてかわいいし、 私ども疲れたオッサン達は、顔を見合わせてため息つくばかり。デパートなみの混雑で 迷子がでそう。
  ヤケノヤンパチ、店に戻ってほとんどのコミックを100円に値下げ。ダガ、シカシ、 それでも売れない。マンガ、捨てちまおうかな。
3月05日
長野オリンピック、日本選手の予想外(失礼!)の活躍でおおいに盛り上がりました が、期間中の公式WEBサイトへのアクセスは、なんと646,300,000ヒットだそうです。 六億四千六百三十万!

当店のこれまで最高アクセスは、日刊オンラインマガジン「Web Catch」 で紹介していただいた1月16日300ヒット。注文、問い合わせメールが20通近く 殺到(!?)して本当にクタビレました。まあ、オリンピックと比べるのはどうかと 思いますが f(^^;;

さあ五日からパラリンピック。三十二か国、約千二百人。 皆さん、どんどんアクセスしましょうね。
公式サイトは http://www.nagano.paralympic.org/
3月06日
長野パラリンピック開会式は、シンプルでなかなかスッキリしてましたね。 神田うのがよかった。ただのオチャラケ(失礼!)タレントかと思っていたのに、 見直しました。

パラリンピック公式サイトは http://www.nagano.paralympic.org/
3月08日
このところ、道路向かいの店舗が順番に代替わり、なんと携帯・PHS代理店が三店も並 んでしまいました。正面が〔NTTパーソナル〕その右〔セルラースポット〕そのまた右 〔DDIポケット〕。それぞれ寿司屋さん、お好み焼き屋さん、テレビゲームソフト 屋さん、でした。

今のところは三店とも、高校生など若い人たちで賑わっていますが、電話なんて 無限に市場が拡がるものじゃなし、どうなるんでしょ。

てなこと言って、よその店のこと心配してるような余裕はないんですが f(^^;;

パラリンピック公式サイトは http://www.nagano.paralympic.org/
3月11日
11日の朝刊、CESA(コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会) の全面広告、読みましたか?

ゲームソフトの著作権を守って!!
ゲームソフトの無許諾中古売買がメーカーを苦しめています。
ゲームソフトは、中古にはなりません。
デジタル著作物なので、いつまでも新品と考えます。


この通りだとすれば、いつも大々的に買い入れ値段付き新聞チラシをばら撒いている 近所のソフト屋さん、どうなるんだろ?考えてみれば、CDもLDもデジタル著作物 ですよね?
当店主力の本はアナログの典型ですが、CD、LDも少しは置いているので、気にな るところではあります。まあ、残念ながら売り上げは問題外。外してもほとんど影響 はないんですが (^^;;
3月13日
安心ネット決済・アコシス acosis に加入して十日。もう数件のご注文をいただきました。まだ暗号ソフト の扱いに自信がなくて毎回ドキドキしますが、なんとかうまくいっているようです。 ご利用のお客様はご安心ください。もちろん、これまで通り郵便振替ご利用もOKです。コンビニ決済も ただ今準備中。これからもますます安心・簡単・便利に、努力いたします。どうぞよろしく。

ところで、アコシス会員に送られています『アコシスメールニュース』の紹介記事で「(あしび文庫の本は) クリーニングしているから状態がいいんですよ」 なんて書いていただきましたが、ちょっと誤解があるようですね。
当店ではクリーニングなぞいっさいしておりません。最初から状態が いいものだけを厳選しているのです。 もちろんホコリを払うくらいのことは 当たり前ですが、削ったり、消毒薬はなし。なにしろ目が痛くなりますもんね。

二十年、三十年前の本が少しヤケたり、クタビレているのは当たり前、 それが風情というものでしょう。いい女は、年相応のシワがあってこそいい女。 え?それは違うって?
3月15日
エハガキや地図、チラシなど古い紙類のオークション『紙遊会』 が、15日、当店と同じ 東区内で開催されたので覗いてみました。我々古本屋、骨董屋さん、おたく的マニア からごく普通人まで自由参加、いつも珍妙な物が出品されて大笑い、なかなか盛り上がる のです。

今日の目玉は、真面目に、古い写真関係。上野彦馬関係の古写真や、なんと言ったら いいのやら乾版とか湿版とかガラスのネガ様のもの等、大量出品。なにしろ長崎もの ですから、ポンポン値段が跳ね上がって、出品者はホクホク顔でした。

しかし、落札したのはほとんどが古本屋ですから、ボロボロのガラス板を ためつすがめつ、「ねえ、お客さんにどう説明すればいいんだろうねえ?」

私に聞いたって知りません。勝手に悩みなさい。


『紙遊会』ホームページは http://www2m.meshnet.or.jp/~yuzo/siyukai.htm
3月17日
電子書店の老舗「パピレス」の売り上げが 年間一億二千万円に達したそうです。たいしたものですね。ますます業績は伸びる ことでしょう。

でも、正直いって、モニターで本を読む気はしないなあ f(^^) オジサンは目が弱い のです。それになんと言っても、この、本そのものを側に置いておきたい、 という思いが強いですね。考えが古いのでしょうか。
3月18日
18日は北九州市で市。講談社学術文庫270冊が出品 されましたが、多分これだけまとまった量は九州の市では初めて?ちょっと思い 切った値段で首尾よく落札できました。(^^)/~

だが、しかし、高値だからなあ、元をとるのは大変だ、お客さんは『文庫は半額 で当然』なんて気楽に思ってるしなあ、半額で売ってたら儲けなんぞないじゃないか、 等など、ボンヤリ考えながら高速インター出口で気がついた。 本がない!

落札品ぜ〜んぶ市会場に忘れてきました。(;__;)いくらポカポカ陽気といったってねえ。 f(^^)
熊本では昨日、桜開花宣言。
3月21日
今日で三日連続交通事故に遭遇。イヤなもんですね。私は運良く(本当に)車でケガをさせたことも、 させられたこともないんですが、なにしろ免許取得以来20年。もうそろそろかな、なんて妙な予感 に取りつかれちゃって・・・・。
3月23日
朝、お客さまから文学書大口ありとの電話。シメシメ、あれをこうして、これをああ して、獲らぬタヌキのなんとやら、浮き立つ心を静めながら、市の西端まではるばる 行ってきました。そこで思いがけずT書房と鉢合わせ 、お互いに「あれ!アンタも来たの?」ガッカリ。聞けば、我々の前にもB書店。どうやら市内の古書店に片っ端から呼び出しをかけたら しい。「Bさんは○十万円にはなるだろう、と言っとります」それを聞いた途端、 「あしびさん、まかせた!」T書房はさっさと帰ってしまって、コンクリートのタタ キに山積みの本に囲まれて私一人。あれこれひっくり返してもB書店の半分にも評価で きない。残念。「B書店の買い値は良心的、あちらにどうぞ」涙をのんで帰りました。

本を値踏みするのが古本屋の仕事。古本屋を値踏みするのはお客さん。
3月26日
ここ十年、二十年経験のないような風邪をひいてしまって、更新、メールのお返事、 共に遅れ気味です。申し訳ありません。
皆さまも、どうぞお体お大事に。
3月29日
今日からようやく固形物がたべられるようになりました。生き返りつつあります。

一安心と思ったら、香椎店の袖看板が夜のうちにメチャクチャ に壊されてしまいました。 ビル壁に打ち込んだボルト8本が全部外れ、支えのスチール二本でかろうじて ぶら下がっているだけ。本体金属部分もグニャグニャで、大人の肩のあたりまで 落ちてるんですから、あわてて赤布を下げたり、ロープを張ったり。 まるっきり工事中の店みたいで、一日中商売になりゃしない。
4年位前から、鎖切られたり、鍵壊されたり、 今度ほどじゃないけど看板壊されたり、 しつこくイヤガラセをされて、本当にこのバカ男(男だろうと思いますが)の執念深さ にはあきれてしまいます。 警察にも二度届けてるのに、どうにも見解の相違があって、『事件だ!』という 私の主張は無視、今回も『当て逃げ物損交通事故』として処理されてしまいました。

しかし、ボルトでしっかり固定した金属製の電照看板(1×2m)がふっとぶほど ぶつかって、すぐ前のポールにも、50cm横のレンガ塀にも、とにかく他のどこにも 痕跡がないなんて、そんな交通事故があるもんだろうか?

三階に住んでる大家さんも、ガスの元栓を止められたり、大変だし。ひょっとしたら 駅前再開発事業がからんでるのでは、と疑心暗鬼になってくるな。賛成派、反対派、 お互いに夜中に相手の反対・賛成意見看板を壊し廻ってるなんてバカなことやってるのは、 今時日本中でここだけでしょうね。

私は地主でもなんでもない、ただの零細店子なんだけどなァ。

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